アンブシュア直さなきゃいけないの?
アンブシュア直したほうがいいと言われる理由
管楽器を吹く方なら、
- アンブシュア直したほうがいい
- アンブシュアが変
などなど
先生や先輩、お友達から言われたことが
あるかもしれません。
なぜ指摘されるのでしょうか?
それは
あなたの演奏、吹き方に不自然さを感じるから。
大切なことはアンブシュアではない
では、アンブシュアを直せばいいのか?
いいえ、そうではありません。
まず考えてほしいのは
- 自分の音にどんな問題があるのか
- アンブシュアが原因なのか
- 他に直すべき部分はないのか
です。
考えた結果
「アンブシュアを直したほうがいい」という場合は
次の点に注意してください。
アンブシュア気をつけたいポイント
人によって唇の形や厚さ、歯並び
口の大きさは異なります。
ということは
アンブシュアに個人差があるのは自然なこと
と言えます。
今日お伝えする「アンブシュアの作り方、ポイント」をヒントに
あなたが伸び伸びと音を出せるアンブシュアを作っていきましょう!
アンブシュア=唇のかたち、だけじゃない!
アンブシュアの範囲
アンブシュアは、唇だけでなく
口の周りや口の中、喉など
「広い範囲で捉えること」が重要です。
ブレス(吸って吐く)がスムーズにできる
思い通りの音が出せる
それが、良いアンブシュアではないでしょうか。
音とアンブシュアの因果関係
・音が詰まっている→喉が詰まっている
・音がこもっている→口の中が狭い
・音が揺れる→唇の周りの支えが弱い
・音が響かない→唇の周りの支えが強い
などが想像できます。
(ブレス不足も考えられます)
自分のアンブシュアを確認
まず現状のアンブシュアを確認してください。
それが分かったら、つぎに吹き方を変えてみます。
たとえば
喉をもっと開けて吹く
口の中をもっと広げて吹く などです。
音色や吹奏感に変化はありましたか?
良くなった、と感じたら
その状態でしばらく練習して様子を見てください。
アレコレやりすぎると迷子になるので
少しずつ慎重に行いましょう!
アンブシュアのチェックポイント
音を出すとき、歯と歯の間から息が出ていますか?
しっかり吹こう!と意気込んで歯を食いしばっていませんか?
(あくびを噛み殺すような状態になっていませんか?)
歯と歯がくっついた状態だと
楽器に十分な息が入らないため
吹くのが苦しい、鳴りが悪い、音が当たらない
という状態に陥りやすいです。
しかも、歯が開いてないことに気付かず
息が足りないからだ!
なんて思った日には悪循環の始まりです。
「歯の間が開いているか」
是非チェックしてみてください。
歯を開けると口腔内の容積が広くなって
音色が豊かになります。
音域によって開ける幅がどうなるか
いろんな音で試してみてください。
下顎に空気が入っていませんか?
わたし、高校卒業までこれでした。
高〜中音を吹くときは、下顎が真っ直ぐ伸びているのに
低い音になるにつれ、下顎が上がり
息が溜まって膨らんでいました。
自覚まったくナシ。
吹奏楽部の活動では困らなかったのですが
専門的な曲に進むと色んな問題が発生しました。
- 低音域で長いフレーズが吹けない
→本来楽器に吹き込むべき息の一部が顎に溜まるから
- 音の立ち上がりが決まらない
- アクセントやスタッカートが決まらない
→顎の息がクッションになってしまうから
- 音が潰れる
→顎が上がって口の中が狭くなるから
本当に困りました。 直すために、鏡で常に顎を見ながら
ロングトーンとかタンギングしました。
改善するのに半年くらい掛かった気がします。
しかも
トロンボーン始めてから年数が経っていた&骨格自体に問題があるため
完全に修正できていません。
油断禁物ということで、鏡はお友達です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
アンブシュアは個人差があるものです。
この記事が、あなたのベストアンブシュアを
見つける助けになれば嬉しいです。
動画でも説明していますので、よければご覧ください。
繰り返しになりますが、
自分の音楽を表現できるアンブシュアが
良いアンブシュアです。
そして、音を出すときには
アンブシュアだけでなく
ブレスやタンギングも重要なポイントです。
一気にガラッと変えるのは危険なので
少しずつ慎重に丁寧に行ってください。
一緒に頑張りましょう☆
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