ロングトーンで音を育てよう!

みなさんはどんな基礎練習を行っていますか?

基礎練習の3本柱は

ロングトーン・リップスラー・タンギング

ロングトーンは「音を育てる・音を磨く」練習です。

音階でやってますか?それともその日やりたい音で?

どのくらいのテンポで何拍伸ばしていますか?

「B-dur、テンポ60で8拍」でスタートした方が多いでしょうか?

調やテンポ、拍の長さはずっと同じでしょうか?

単調になりがちなロングトーン、

ちょっと目線を変えると、もっと効果を発揮する練習になります!

目次

そのときに必要なロングトーンを行っていますか?

そのときに取り組んでいる曲の

調性や音域に合わせるのがオススメです。

わたしもですが

吹奏楽部の経験がある方は

B-durで基礎練習を全部やりがち。

ですが、曲には色々な調があります。

オーケストラはシャープ系がほとんどです。

G-durなら#1個ですが

H-durは、どうでしょう。

毎日、いろんな調を満遍なくロングトーンするのが理想ですが

時間は有限。

「そのときに取り組んでいる曲の調」が実用的です。

そして、音域もご一考ください。

たとえば

1stを吹くことになっていて、高いGやAがあったとしましょう。

そんな時は、この音たちを含む音域でロングトーンした方がいいです。

なお、わたしはバストロなので

低音域を吹くことがほとんどです。

ですから、B-durのロングローンだと

チューニングBのオクターブ下からペダルBのあいだで行います。

(ただし、低音域の後は高音域を吹いてアンブシュアの調整を行います)

時間があるときは全音域ロングトーンで練習貯金!

時間があるときは

出せる音全部のロングトーンをしましょう。

かすれても良いので、最高音から最低音まで!

自分の限界の音に息を通すことで

筋肉やブレスが鍛えられ、他の音域に良い影響があります。

そして、この練習は貯金できます。

毎日全音域ロングトーンを行えなくても

時間のあるときに少しずつ出来れば

それがコツコツ貯まって、良い音になっていきます。

ロングトーンの効果(経験談)

(わたしの場合)

2021年の夏。

音を磨こう!と思い立って、ひたすらロングトーンしました。

全音域をテンポ60で、8拍12拍くらいで様子を見つつ。

慣れた音から拍を伸ばしていきました(20拍まで)。

そうすると2週間くらいで、音が変化してきました。

鳴りの悪かったペダルFが響きだし

唇が反応しなかったペダルDに希望の光が…。

とかやってると

高音域の響きが良い感じに(高音域の練習は増やしていないのに!)。

改めてロングトーンすごい。

ぜひ皆さんにやっていただきたいです!!

まとめ

ロングトーンするなら、普段吹かない音域がおすすめです。

すでにロングトーンし尽くしたであろう

五線のなかに収まる音たちではなく

いままで避けていた?五線の外の音!

この子たちを今こそ磨いてください☆

あと、ロータリー付きの楽器なら

ロータリーを押して吹く音もお忘れなく。

→例えば使用頻度の高いF管1ポジC、2ポジ低めH

だけでなく

「3ポジ低めB、5ポジ高めA、6ポジAs」まで。

このへんは、バストロが使う替えポジですが

テナーバスでも覚えておいて損はありません!

※なお、YouTubeで解説動画を公開しています。よろしければご視聴ください。

ロングトーンは、地味ながら超絶大切な練習です。

時間はかかりますので

出来る範囲でコツコツ取り組んでいきましょう。

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#ハイトーン

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