良い音で吹いて!
トロンボーンだけでなく
楽器を演奏する人すべてが
一度は言われた(もしくは言った)言葉だと思います。
ミスなく吹いても「もっと音が良ければ…」
「そのパッセージ、もっと良い音で吹いて!」
そもそも、良い音ってどんな音でしょう?
今日は掘り下げて考えてみたいと思います。
音色のイメージ
温かい、やわらかい、優しい、
明るい、元気な、太い、
豊かな、響きのある、甘い….
いろんなイメージが浮かびますが
曲調を加味することも必要です。
⇒TPOに合わせた服装やメイク、
その時の気分で食べたい物が変わるように
曲に応じた音色を使えるよう
何種類か持てると良いな…と思います。
ブレスで音色が変わる
音=ブレス だと考えています。
温かい音を出したければ温かい息。
元気な音には元気な息。
甘い音には甘い息←チョコたべてから吹く?
⇒実際、ブレスは元気になったり甘くなりませんが
そういうイメージでブレスを行うと
スピードや量が変わり
それが音色に影響を与えるのではないでしょうか。
それから、形も大事。
音の出だし(立ち上がり)と終わり(尻尾)を考えます。
これはフレーズの作り方にも関わることです。
※立ち上がり
その音のスタートが弱拍か強拍か。
アクセントやスタッカート
テヌートなどがついているか。
立ち上がりは千差万別。
※尻尾
たとえばテヌートなら最後までしっかり。
アクセントなら抜く。
クレシェンド、デクレシェンドを正確に。
フレーズの最後か?
次の音に向かっていくのか?
などなど、こちらも多岐にわたります。
音程
これも大事です。
が、
チューナーで目盛りに合わせるのは
好きではありません。
機械では計測できない響きや、
メーターが合っていても合ってるように”聞こえない”場合があるから。
可能であれば
調律されたピアノから音をもらって
耳を使って「音程感」を養いたいです。
⇒まず「音をしっかり吹く」
音が鳴る前から音程を合わせようとすると
音色を損なう可能性があります。
⇒音程感の練習
ピアノで音階を弾き、その音を頭の中に残した状態で
トロンボーンを吹きます。
そして
トロンボーンの音を頭の中に残した状態で
ピアノで再度音階を弾いて、頭の中で聴き比べます。
「良い音」は
永遠に取り組むべき課題だと思います。
満足したら
そこで終わりですから。
同時に
テクニックや表現力も磨いて
「良い音の・ミスがない・表現力のあるトロンボーン奏者」
になりたいですね!
一緒に頑張りましょう^^